Cradle to Cradle®(ゆりかごからゆりかごまで)

Cradle to Cradle®(ゆりかごからゆりかごまで)とは、普通の意味での持続可能性ではありません。

2020年までに、すべての材料は有害な可能性のある物質を含んでいないものとし(あらゆる規制で認められている化学物質でもCradle to Cradle®ガイドラインの基準では健康的と見なされないものがあります)、使用するエネルギーは再生可能なものとし、特別設計された製品は回収可能とし、使用する材料は高品質の製品を作るために利用可能なものとしなければなりません。そうすることで、世界的に拡大している消費需要を満たすために永遠に地球の資源に頼る必要がなくなります。

このビジョンは、企業と個人が地球のデリケートな生態系と限りある資源を考慮して繁栄していくことを可能にするものです。そして、材料の毒性、気候の変動、資源の枯渇という私たちが直面している3つの地球的課題に真正面から取り組むものです。

これはまた、私たちの行動のすべてが人間の健康にプラスの影響を与えるよう保証することでもあります。

DessoなどのCradle to Cradle®企業が遵守しなければならない5つの基準は、次のとおりです。

Desso Material health

1) 材料の健康性 - 製品に含まれるすべての化学物質が好ましいと判定されている(グリーン(最適)またはイエロー(許容可能)と評価されている)ようにすること。これらは一群の環境基準と健康基準に照らして判断され、レッド(高リスク)又はグレー(判定不可能)に分類された成分は段階的に使用を中止するか、代替品に置き換えなければなりません。
これを達成するためにDessoが導入した新たなDESSO EcoBase®裏張りでは、含まれるポリオレフィン・ベースの層は、当社の製造工程で100%安全にリサイクルできます。DESSO EcoBase®を使用したタイルカーペットは、材料の97%が好ましいと判定1された(グリーン又はイエロー)レベルを達成したことでCradle to Cradle®のシルバー認証を取得しました。

Material Reutilization

2) 材料の再利用 - 消費者又は顧客による使用後に製品が回収された時の材料再利用の流れが決定されていなければなりません。これは製造プロセスに投入されるか(技術領域)、栄養素として地球に返されます(生物領域)。

Cradle to Cradle®(ゆりかごからゆりかごまで)の理念の中心には、「ゴミと栄養は同じ」という発想があります。そこで、Dessoはカーペットを回収して材料をリサイクルあるいは再利用する技術を開発しました。

現在では、私たちはお客様や競合他社から使用済みのカーペットを回収し、裏張りから織り糸などの繊維を分離し、リサイクル可能な2つの主要な材料の流れを作り出しています。さらに精製処理を経た後、織り糸(純度が要求される)は新しい織り糸を生産するためにメーカーに戻されます。プロセス全体の中では、損失や加工の非効率性を補うためにリサイクル材料でない材料も必要となります。現在のビチューメンバックは、道路業界や屋根業界で価値ある原料としてリサイクルされます。リサイクル不能な断片は、セメント業界で二次燃料として使用されます。

ポリアミド6織り糸は、当社の織り糸サプライヤーのAquafilでこの工程を実施します。Aquafilは、同社の再生プラントで専有技術を開発し、回収した使用済みポリアミド6カーペットの繊維をポリアミド6に何度も再生しています。

Desso Renewable energy

3) 再生可能エネルギーの利用 - Cradle to Cradle®(ゆりかごからゆりかごまで)の3つの中心原則の1つは(ほかの2つは、ゴミと栄養の同等性と自然の多様性の促進です)、現在の太陽から得られるものを使うこと、つまりエネルギーを可能な限り再生可能にすることです。このようにして、DessoのようなCradle to Cradle®企業は、その活動や生産物の多くが環境と健康に好ましいものであることを保証できます。

2007年から2011年の間に、Dessoはグリーン電力(大部分は水力とバイオマス)の使用を増加させて二酸化炭素排出を50%減らしました。 Dessoの屋根は、現在25,000平方メートルの太陽電池で覆われています。Dessoは2020年までに完全に再生可能エネルギーに切り替え、その80%を自社でまかなうことを目標としています。

Desso Water Stewardship

4) 水のスチュワードシップ - この原則に従う企業は、水資源を責任ある形で効率的に利用していること、そして工場からの河川への排水が可能な限り清浄であることを立証しなければなりません。

Desso social responsibility

5) 企業の社会的責任 - 企業は、自社のスタッフに関して最高水準の責任原則を守っていること、またサプライチェーン内の企業が同じ原則に違反しないように努力していることを立証しなければなりません。Dessoは、非政府組織のSocial Accountability International(SAI)が定めたSA8000基準の遵守に努めています。これは世界初の監査可能な社会的認証基準であり、労働者の基本的人権を守る方針と手続を対象としています。

  • このページを共有
  • twitter
  • linkedin
  • facebook
  • email